名前に重ねた3つの意味
ローマ字のOmoiは、漢字を一つに固定しません。読む位置によって、重い、想い、思いのどれが前面に出るかが変わります。
| 重い | 社会、倫理、価値観、家族、信頼、人生の選択など、日常では避けられやすい話題の重さ |
|---|---|
| 想い | Omoiを作った理由にある気持ちと、人や社会、関係に向けて抱く想い |
| 思い | 問題に向き合ったときに生まれる、自分自身の考え、判断、言葉 |
表の三つは別の漢字です。同じ音のうえに載っているため、名前としては同時に持てます。
固定しない
- ローマ字はOmoiのまま
- 漢字は読む位置で前面が変わる
- 同じ音のうえに、話題・理由・その場の考えが載る
重い
話題の重さ
社会、倫理、価値観、家族、信頼、人生の選択など、雑談の軽さとは層が違います。
日常では避ける
意見が分かれそうなテーマは、「今話すことではない」と判断されやすいです。関係が近くても、切り出さないままになることがあります。
曖昧にすると何の話か分からない
単語を弱めすぎると、問いの対象が消えます。何について話しているかが分からなければ、思いを置く場所もなくなります。
重いと日常
- 重い — 社会、倫理、価値観、家族、信頼、人生の選択。意見が割れ、関係が近くても切り出さないままになりやすい
- 日常 — 予定、天気、近況、作業の話。雑談の軽さで足り、対象を弱めても会話は続く
想い
作った理由
想いのほうは、話題そのものではありません。人と、普段は話さないことを話せる場が欲しい、という気持ちです。
人と話せる場所が欲しい
関係が近くても、切り出す言葉がないことはあります。問いがあれば、その場にいる人と話を始められます。
- 場を残す側の気持ち
- 話題そのものではない
- 問いがあれば切り出せる
Lightと同じく、少しでも明るくしたい
VIUK-Lightは、暗闇を照らすことを向きにしています。大きな問題を一度に終わらせることより、少しの明るさを積むことを選びます。Omoiを残した理由も、その向きです。
思い
その場で生まれる自分の考え
診断の結果や、あとから整えた投稿ではありません。問いを読んだ直後に、自分の口から出る考え、判断、言葉です。
- 診断結果ではない
- 整えた投稿ではない
- 直後の口頭の考え、判断、言葉
画面が代わりに答えない
表示するのは問いです。採点も、推奨する結論も、代理の回答もありません。答えるのは、その場にいる人です。
- 問いだけを出す
- 採点しない
- 推奨結論を出さない
- 代理回答を出さない
3つは別物だが同時に起きる
「重い話を扱うサービス」「想いを込めたサービス」「思いを話すサービス」のどれか一つだけにすると、他の二つが飾りになります。
層が違う
重いのは話題、想いは理由、思いはその場の考えです。どれか一つに畳むと、名前の厚みが消えます。
想いと思い
- 想い — 抱え続けている理由。場を残す側
- 思い — 今、口に出る考え。問いを読んだ直後の話し言葉
同じ会話で動く
問いを開くと、重い話題が先にあり、想いから残した場で、思いが口に出ます。順番に選ぶものではなく、同じ会話の中で動きます。
- 重い — 先にある話題
- 想い — 場を残した理由
- 思い — 口に出る考え
同じ問題でも立場で思いが変わる
影響を受ける側、行動した側、決める側、そばで見る側では、出てくる言葉が変わります。Omoiは、その違いを問題文として置きます。
4つの主視点
| affected | 影響を受ける側 |
|---|---|
| actor | 行動した側 |
| decision_maker | 決める側 |
| observer | そばで見る側 |
定義と件数は、データ構造に書いています。「なぜそう思うか」を先に聞けるように、視点を混ぜません。
- 視点は混ぜない
- 立場の違いは問題文として置く
- 「なぜそう思うか」を先に聞けるようにする
同じ考えに揃える名前ではない
違う考えを、その人の言葉で知ることです。多数派へ寄せることや、最後に一つへまとめることを、成功条件にしません。
その人の言葉で知る
同じ結論でも、理由は一人ひとり違います。違いを消すことより、その人の言葉のまま聞くことが、名前の使い方です。
- 多数派へ寄せない
- 一つにまとめない
- 成功条件は合意ではない
答えをサービスに預けない理由
利用者の答えを入力させ、保存し、評価する仕組みはありません。
| アカウント | 不要 |
|---|---|
| 回答入力 | なし |
| 回答保存 | なし |
| 回答評価 | なし |
| 広告・課金 | なし |
見せるための意見にしない
思いは、その場にいる人のものです。答えをデータにすると、想いは採取になります。入力欄を置かないのは、その場の話し言葉のままにするためです。
預けると名前が壊れる
- 思いが保存データになり、その場の言葉ではなくなる
- 想いが採取と評価の理由に読み替わる
- 重い話題が採点対象になる
- 入力欄が会話を置き換え、見せるための意見になる
会話は目の前に残る
質問はブラウザへ表示します。打ち込んだ答えをサーバーが持つ設計ではありません。残るのは、その場で話した言葉です。
サービスへは残さない
画面は問いを出して終わります。会話の内容を預かり、あとから返す仕組みはありません。
- 表示先はブラウザ
- 答えのサーバー保存はない
- 残るのはその場の言葉
重さは選べる
名前に重いが入っていることと、今すぐ最も重い話をさせることは違います。
強制しない
出口のない重さは、想いと矛盾します。どの話題カテゴリでも、話したくない問いは「次の問いを見る」から答えずに進めます。カテゴリを選び直し、前の問いに戻り、「ここで終える」から終了することもできます。
- 全問スキップ可能
- 話題は途中で選び直せる
- 最も重い話の強制はない
画面では4つの話題カテゴリから選びます。質問データは内部でLevel 1〜4に分かれ、扱う判断の重さを管理しています。両者の関係は、話題カテゴリとLevelに書いています。
強い言葉を消さない
問いに必要な語まで弱めると、思いを置く対象が消えます。死刑、安楽死、不倫、性犯罪など、その問いに必要な語は避けません。
言葉の重さも会話の対象
強い語を残すのは、刺激のためではありません。何の話かを保ったまま、その場の思いを置けるようにするためです。
- 必要な語は弱めない
- 対象が消える言い換えはしない
- 刺激が目的ではない
直接的と一方的は違う
強い単語を置くだけで、誰かを悪者にしたり、答えを決めたりはしません。問題文とdetailで、視点や条件を分けます。
答えを決めない
一方の立場だけが善良に見える前提は置きません。直接聞くことと、片方へ誘導することは別です。
- 直接聞くことと、片方へ誘導することは別
- 悪者固定の前提は置かない
- 視点と条件は問題文とdetailで分ける
考えが変わらなくても、名前としては成立する
相手の理由を聞いても、自分の考えが同じままであることがあります。合意は、名前の条件ではありません。
三つの層が揃えば足りる
重い話を、想いのある場で、思いとして話せば、考えが動かなくても名前の三つは揃います。相手が何を守ろうとしているか、どの経験から答えているかを知ることはできます。
- 合意は条件ではない
- 考えが動かなくても三つは揃う
- 知る対象は、守っているものと経験
実装が名前を支える
三つの層は、説明文だけで終わりません。質問データ、視点、スキップ、公開の仕方として残しています。
| 質問 | 906件のJSONとして公開 |
|---|---|
| 視点 | affected / actor / decision_maker / observerを分ける |
| 背景 | Level 3・4は全件にdetail.text。場面文や会話のヒントは用意された問いで表示 |
| 拒否 | 全質問をスキップ可能 |
| 透明性 | 質問ID、データ、検証、Issue報告を公開 |
層と実装
- 重い — skip。話したくない問いは飛ばせる
- 想い — detail。条件と背景を置いて場を残す
- 思い — no-input。答えを入力させない
